ANA VISA Suicaカード
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空も陸もこれ一枚でOK!ANA VISA SuicaカードはANAとJR東日本、三井住友カードが提携して発行したクレジットカード。ANAカードにSuica機能をプラスする事で、JRや私鉄、バスなどの交通機関を利用するときはもちろん、全国のSuica電子マネー加盟店でお買い物ができるなど、使い勝手が良くお得なカードです。海外出張の多い方には嬉しいVISAブランドが付帯しています。効率よくマイルを貯めて、貯まったマイルで旅行に行きたい方やビジネスマンにお勧めの一枚!
ANA VISA SuicaカードはTypeⅡカードです。VIEWプラス・モバイルSuicaによるEX-ICサービスの対象外
年会費無料キャンペーン実施中
ANA VISA Suicaカードの年会費は2100円ですが、現在年会費初年度無料キャンペーンを実施しているので、初年度は無料、翌年度以降2100円の年会費がかかります。
翌年度以降も年会費を安く押さえたい方におすすめの裏技が2つあります。
1つは、毎月送られてくる紙の明細書を受け取らずにWEB上で明細を確認する方法。
もうひとつは、毎月の支払額の上限を自分で設定する「マイ・ペイすリボ」(いわゆるリボ払い)に登録する方法です。
・カード利用代金WEB明細書サービスの利用。
2100円 → 1575円(525円の割引)
・マイ・ペイすリボへの登録(リボ払い)+年1回以上の利用
2100円 → 788円(1,312円の割引)
後者(リボ払い)の場合は、金利手数料の支払いがありますので、選択する場合は注意して下さい。こちらにも裏技が2つあります。
1つは、支払額の上限を高く設定することで実質1回払いと変わらないようにする方法です。例えば設定額が30万円で利用額が30万円以下だと一括で処理されます。こちらだと、金利手数料はかからない上、マイ・ペイすリボへの登録はされているので、年会費が安くなります。こちらはあまり手間はかかりません。
もうひとつは、翌月に発生する金利手数料をできるだけ少額にして、獲得ポイントを2倍にする方法です。マイ・ペイすリボでは1円以上のリボ払い手数料を支払う月に利用した金額に対してポイントが2倍になる特典があります。1円以上の手数料が発生するればいいので、できるだけ手数料が少額になるよう、繰り上げ返済を行いましょう。WEB上から臨時増額返済の手続きを期日までにする事で、支払う金利手数料は最低限に、貰うポイントは2倍にする事が出来ます。
例えば毎月の設定額を10000円にしたとします。ある月の利用額が10万円だとすると、臨時増額返済を89000円してください。すると99000円分引き落とされ、残額の1000円に対して1か月分の金利が発生する事になります。すると次回のポイントが2倍になります。
1000円×年利15%÷365日×借り入れ期間30日(1か月)=約12円
100000円利用で通常100ポイントのところ2倍の200ポイント貯まる事になり、金利手数料を考えてもお得になります。
なお、ANA VISA Suicaカードの場合、リボ払い特典のポイントはボーナスポイントとして扱われるので、1ポイント=3マイルとしてANAマイルに交換出来ます。(1ポイント=10マイルでは交換出来ません)
大事なのは必ず設定金額より多くクレジットカード決済を利用した上で、毎月忘れずに追加増額返済を行い、必ず金利を発生させる為に200円以上は残して下さい。追加の支払いの申込みは月1回しか出来ないので注意して下さい。
飛行機に乗るたびにもらえるボーナスマイル
ANAグループ便に搭乗のたびに、通常のフライトマイルに加え、区間基本マイルの10%分がボーナスポイントとして加算されます。
さらに入会時、毎年のカード継続時に1000マイルがボーナスとして付与されます。
ショッピング利用でたまるのはワールドプレゼントポイント
ANAカードはJALカードとは異なり、一度、発行しているカード会社のポイントがたまり、そのポイントを優遇レートでマイルに交換できる仕組みです。JALカードの場合は直接マイルが貯まります。
ANA VISA Suicaカードの場合、ショッピング利用で貯まるのは三井住友カードのワールドプレゼントポイント。たまったポイントは通常1ポイント=5マイルでANAマイルに交換出来ます。
ただ5マイルコースだとあまりお得感がないため、マイルを貯めたい方は1ポイント=10マイルで移行出来る10マイルコースを選んで下さい。ただし10マイルコースを選んだ場合、年間移行手数料が6300円かかるので注意が必要です。(ANA JCBカードの移行手数料は2100円なので、マイル移行という部分では見劣りします。カード決済額があまり多くない場合はをANA JCBカードお勧めします。)
裏技としては、ワールドプレゼントポイントの有効期限は2年間なので、マイルの移行を2年ごとに行う事で、移行手数料を半分に押さえることができます。その際、マイル移行を自動移行ではなく都度移行設定にする必要があります。
三井住友カードのワールドプレゼントポイントがたまるので、ボーナスポイントプログラムの対象にもなります。年間の利用額に応じてステージが設定され、翌年度の支払い金額と各ステージに応じてボーナスポイントが付与されます。なおこちらのプログラムは制度上2年度以降に対象になります。
年間50万円以上100万円未満 (V1) |
50万円で50P | 以降10万円ごとに10P |
年間100万円以上300万円未満 (V2) |
50万円で75P | 以降10万円ごとにP |
年間300万円以上 (V3) |
50万円で150P | 以降10万円ごとに30P |
なお、ボーナスポイント分は1ポイント=3マイルとして移行出来ます。こちらは移行手数料はかかりません。
例えば2年間120万円ずつ使うと、2年目はV2が適用され、1200ポイント+180ポイントが貯まります。
10マイルコースの場合、12000マイル+540マイル=12540マイル貯まります。 1マイル1円と換算すると、還元率1.045%となります。
ちなみに先ほどのマイ・ペイすリボに登録していると
例えば2年間120万円ずつ使うと、2年目はV2が適用され、1200ポイント+1200ポイント+180ポイントが貯まります。10マイルコースの場合、12000マイル+3600マイル+540マイル=16140マイル貯まります。1マイル1円と換算すると、還元率1.345%となります。
Suicaチャージ時にポイント付与
ANA VISA/MasterCard一般カードと付帯サービスはほとんど一緒ですが、大きな違いがSuica機能が一体化したクレジットカードである点でしょう。
ANA VISA SuicaカードについているSuicaにチャージしたときやひもづけたモバイルSuicaにチャージしたとき、ポイントが貯まります。ANA VISA/MasterCard一般カードには楽天Edyが付帯していますが、相次ぐ改悪で電子マネー(EdyやモバイルSuica)へのクレジットカードチャージに対してポイントはたまりません。ビューカードやJAL SuicaカードのようにSuicaチャージへのポイント3倍付与はありませんが、電子マネーへのクレジットチャージにポイントがつくほうが珍しい現状では、嬉しいサービスです。
さらにモバイルSuicaの年会費も無料になります。ビューカード以外のカードでモバイルSuicaを使うとなると年会費1000円が必要になるので、モバイルSuicaは、東北・秋田・山形・上越・長野新幹線がお得な値段でのれる「モバイルSuica特急券」が利用出来るので、出張の多い方には便利です。なお、残念ながらANA VISA SuicaカードはTypeⅡカードなので、モバイルSuicaを使った東海道山陽新幹線の「EX-ICサービス」は利用出来ません。
全国で使えるSuica
Suicaの魅力は、ほぼ全国で使えるところです。
交通機関では、Suicaエリア(首都圏、仙台、新潟)、首都圏の私鉄・地下鉄・バス(PASMOエリア)、JR北海道のKitacaエリア(札幌周辺)、JR東海のTOICAエリア(静岡・名古屋周辺)、JR西日本のICOCAエリア(近畿、岡山、広島周辺)、JR九州のSUGOCAエリア(福岡・北九州周辺)、西鉄のnimocaエリア、福岡市交通局のはやかけんエリアと全国の主要都市およびその周辺使えます。2013年春には相互利用サービスエリアがさらに広がります。(名鉄・名古屋市交通局のmanacaエリア、近畿私鉄各局のPiTaPaエリア)Suica一枚あれば大丈夫という状況になります。四国と沖縄は空白区になりますが、、、
ショッピング利用でも、主要コンビニのお店にも、Suicaまたは相互利用のできる交通系電子マネーが導入されているので、お買い物でもSuicaを利用出来ます。最近はコンビニでもクレジットカード決済ができるのでカード決済という選択肢もありますが、Suicaで決済すればチャージ時にポイントが貯まります。
Edyをつかうのなら
Suicaが搭載されているため、ANAカードの特徴の一つだったEdy(楽天Edy)はカードについていません。Edyを利用すると200円につきANAマイル1マイルたまるのは良く知られているいますが、ANA VISA Suicaカードだと一手間必要です。
おサイフケータイを持っている事が前提ですが、おサイフケータイに「モバイルAMCアプリ」と「楽天Edyアプリ」を設定の上、「ケータイ de Edyマイル」のサービス登録をしてください。その際、ANA VISA Suicaをひもづけましょう。クレジットチャージに対してはポイントは貯まりませんが、Edy利用200円につきANAマイル1マイルたまります。さらに、ニッポンレンタカー、サークルKサンクス、紀伊国屋書店など「Edyマイルプラス」加盟店では通常の2倍、dy利用200円につきANAマイル2マイルたまります。
クレジット決済出来ない場面で、SuicaやEdyを使う事で、日々の生活シーンでもれなくポイント・マイルを貯める事ができます。うまく合わせ技を使いましょう。
その他の対応している電子マネーはPiTaPa、iD。iD機能専用カードはコクピットの写真が券面のオリジナルデザインカードでの発行となります。ANA VISA/MasterCardの会員限定のサービスです。
たまったポイントはSuicaに移行可能
貯めたワールドプレゼントポイントはANAマイルへの移行が可能ですが、フライトマイルなどと合算してたまったANAマイルはSuicaへ移行可能です。
10000マイル=Suica10000円分です。ただし年度ごとの累計が20000マイルまではこの交換条件ですが、累計30000マイル以上は10000マイルが5000円相当となります。
マイルはANA国内線・国際線の特典航空券やアップグレード特典、スターアライアンス加盟航空会社や提携航空会社の特典航空券などに使う事ができます。ポイント交換も可能で、Suicaの他、楽天Edy、Tポイント、楽天スーパーポイントなどに交換出来ます。
マイルを使って旅行に行くのもよし、Suicaに交換して日々の移動に使うのもよしです。
交換先の多さもANAマイルの魅力一つです。
旅行に安心の付帯サービス、注意点もあり
国内航空傷害保険(補償額最高1000万円)と海外旅行傷害保険(補償額最高1000万円)が自動付帯します。
ただ国内に関しては、国内線搭乗中の事故に対してのみ補償対象となります。
またショッピング保険は年間最高100万円(免責3000円)が補償されていますが、対象となるのは海外でカード払いで購入したもの、もしくは国内でリボ払い・分割払い(3回以上)で購入したものに限ります。
ANA VISA Suicaカードのデメリット
10マイルコースを選択したときの年間移行手数料(年6300円)の高さ
→あまりカード利用がない方は同じANAカードでもJCBを選択した方が年2100円(年会費との合計4200円)と安くなります。ANA VISA Suicaカードを選択する場合はWEB明細書サービス利用や「マイ・ペイすリボ」(いわゆるリボ払い)の登録で年会費を押さえましょう。
上級会員や家族会員制度がない
→上級カード(ワイドカード、ワイドゴールドカード)や家族カードがないので、ラウンジを利用したい、保険を充実させたい、家族カードを利用したいユーザーは、既存のANAカードを選択しましょう。
Suicaに交換するには10000マイル必要
→ANAマイルからSuicaに交換するには10000マイルが必要になります。飛行機の利用が多い方、カード利用額が多い方はすぐに貯まりますが、日々のカード決済だけで貯めようと思うと、単純計算で10マイルコースなら100万円の利用(入会時のボーナス1000マイルを入れると90万円)、5マイルコースなら200万円(入会時のボーナス1000マイルを入れると180万円)の利用が必要になります。10マイルコースの場合、年会費2100円+移行手数料6300円かかるので、100万円利用してもお得額は1600円にしかなりません。
ANA VISA Suicaカードはある程度飛行機を利用する方にお勧めしたいと思います。航空券をANAカードで決済すれば、クレジット利用に対してポイント付与、通常のフライトマイル、区間基本マイルの10%分がボーナスマイルと、ポイント・マイルがどんどん付与されていきます。
名称 | ANA VISA Suicaカード(公式サイト) |
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年会費 | 2,100円(初年度無料) |
海外旅行傷害保険 | 最高1,000万円 |
国内航空傷害保険 | 最高1,000万円 |
その他の保険 | - |
ポイント還元率 | マイル移行手数料年間6300円: 1.5% 特約店: 3.0% (手数料無料: 0.75% 特約店: 1.5%) |
マイル交換 | |
国際ブランド | |
電子マネー | |
ETC | ETC |
発行会社 | 三井住友カード 全日本空輸 東日本旅客鉄道 |